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※- 「川崎病」に新たな治療法 2012年01月30日
1月30日-NHK website news - : 原因不明の乳幼児の病気で、心臓に後遺症が残ることがある「川崎病」の重症の患者に対して、血液製剤を投与する従来の治療に加えて、炎症を抑える働きがある薬「ステロイド」を使って治療すると心臓に後遺症が残る割合が大幅に減ることが厚生労働省の研究班の調べで分かりました。
「川崎病」は高い熱が出るとともに、体全体に赤い発疹が現れ、目が充血したり、舌がイチゴのように赤く腫れたりする病気で、心臓の冠動脈に「こぶ」ができるなど、後遺症が残る患者がいます。
後遺症を防ぐために、これまで「免疫グロブリン」と呼ばれる血液製剤を大量に投与する治療が行われてきましたが、患者の2割には効果がありませんでした。
そうした患者への効果的な治療法を探ろうと、厚生労働省の研究班は川崎病の重症の患者242人を対象に、従来の治療法の免疫グロブリンだけを投与するグループと、免疫グロブリンに加えて、炎症を抑える働きがある薬「ステロイド」を投与するグループに分けて治療を行いました。
その結果、冠動脈に「こぶ」ができた患者の割合は、免疫グロブリンだけを投与した患者は23%だったのに対して、免疫グロブリンにステロイドを加えた患者は3%にとどまりました。
この結果について、東邦大学医療センター大森病院の佐地勉教授は「予想以上に後遺症が残る患者の割合が減ることが分かった。心臓に後遺症がないと日常生活での制限がなくなるので、この治療法を広く発信していきたい」と話しています
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