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Blog・( 東芝:再起に向けて )NHK:日本の群像 から
1980年代後半に、日本の半導体メーカーを引っ張った東芝は世界シェアの50%を占めていた。
現在、半導体・Dramの世界市場トップメーカーとなった韓国のサムソン企業。
そのサムソン企業が半導体のトップ企業となった、その根底には日本からトラバーユした技術者が多数存在していた。
今回放送された「 日本の群像:再起に向けて 」の中で、日本の技術者が韓国へ流出したキッカケとなった、日本のバブル崩壊が、その一つとして取り上げられていた。
日本企業はバブル崩壊を受けて、物が売れなくなり赤字決算と成った。その為、設備投資が削られ技術開発が足踏み状態にあった。
バブル崩壊と共に、銀行の企業融資査定が厳しくなり、半導体メーカー東芝は、共同研究の名の下にサムスンと半導体開発にサインをした。
このおり、東芝の半導体生産ラインの担当部長がサムスンにヘッドハントされている。
その当時の、サムスンの待遇を番組内で披露していましたが、日本での給料の3倍、住まいは4LDKで、食事を作るコックさんまで用意していた。
また、高級自家用車も支給された、と言う。トラバーユ全員とは言わないまでも、好条件で在った事は確かでしょう。
当時の韓国企業に日本から70人以上の技術者が移っていったと言われている。
東芝は半導体「 Dram 」から2001年撤退する。現在は「 フラッシュ・メモリー 」での市場争いをしている。
番組後半では、その開発や生産ラインに東芝企業としてGOサインを出した処で終わった。
戦いの場は「 フラッシュ・メモリー 」へ移って行く、サムスンは東芝の2倍の開発費と生産工場を造る計画を発表している。
東芝は3年間で半導体部門に5000億円を超える投資を行なうことを決定、先行するサムスンに挑戦する。
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2005年12月26日 -景趣-
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