Windows XPサポートは、2014年に終了 2013年04月07日

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※- Windows XPサポートは、2014年に終了 2013年04月07日

4月07日、2014年に、Windows XP OS のサポートが終了することで、注意を呼びかけています。

国内で使われているパソコンの、およそ3分の1に搭載されている基本ソフト、「ウィンドウズXP」が、あと1年で期限切れを迎えます。

ソフトの欠陥を修正するサポートが打ち切られると、ウイルスに感染する危険性が大幅に高まるため、専門家は注意を促しています。

2001年に発売されたパソコンの基本ソフト、マイクロソフト社の「ウィンドウズXP」は、日本時間の来年4月09日で製品のサポートが終了します

民間の調査会社によると、去年11月の時点で、ウィンドウズXPは国内で利用されているパソコン、およそ7700万台の33%余りで、企業のパソコンに限れば、40%余りで引き続き使用されています。

マイクロソフト社は、使用しているパソコンに最新の基本ソフトをインストールし直すことが可能かどうか確認するソフトを提供したり、電話相談の窓口を拡充するなどして、早めの乗り換えを呼びかけている。

パソコンのセキュリティーに詳しい情報処理推進機構の加賀谷伸一郎調査役は、「サイバー攻撃する側は、日々、新しい攻撃方法を考えているので、サポートが終わった基本ソフトだと太刀打ちできなくなる。

期限が切れる直前になると、データのバックアップに手間取ったり、調達に時間がかかったりすることも考えられるので、被害を防ぐためにも早めの準備を心がけてほしい」と話しています。

< 基本ソフト乗り換え進まず >

ウィンドウズXPの家庭向け製品サポート期間は、当初、4年前の平成21年で切れることになっていたが、利用者の乗り換えが進まなかったことから、来年4月まで5年間延長された。

しかし、去年11月の時点でも国内で利用されているパソコン、およそ7700万台のうち、個人のパソコンの27.7%、企業で使われているパソコンの40.3%で引き続き使用されていて、乗り換えは一向に進んでいない。
また、後継の基本ソフトを搭載するためには、パソコンに高い処理能力が求められ、パソコン自体の買い換えが必要となるケースが多かったのも一因でした。

< 教育現場でも対応に苦慮 >

こうした、ウィンドウズXPが搭載されたパソコンは、企業や一般の家庭だけでなく、多くの教育現場でも使われ続けています。

文部科学省の調査によりますと、去年3月時点で、全国の公立の小中学校や高校などの授業用のパソコン、およそ192万台のうち、46%余りに当たるおよそ90万台で、引き続き利用されている。

千葉県佐倉市の教育委員会は、来年度予算で対処する方針ですが、サポートの終了までに乗り換えが間に合うかどうかは分からないと言っている。

間に合わなかった場合には、学校のパソコンをインターネットにつながないで使うなどの対策も検討している。

一方、マイクロソフト社の日本法人は、「利用者の皆様に負担をおかけすることは承知していますが、われわれも、しっかりと情報提供をしていくので、一日も早く、ほかの基本ソフトへ移行する検討を始めてほしい」と話している

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