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※- 2017年・お金の供給量=479兆円余 2018年01月06日
2017年は、日銀による金融緩和で、お金の供給が過去最高となり、株式市場は管制相場の様相を呈している。
日銀が市場に供給しているお金の量を示す「マネタリーベース」は、大規模な金融緩和を続けていることで去年の年末時点の残高が=479兆円余りとなり、過去最高を更新。
マネタリーベースは、世の中に出回る紙幣や硬貨、それに、民間の金融機関が日銀に預けている「当座預金」の残高を合わせたもので、日銀が市場に供給しているお金の量を示しています。
によりますと、去年の年末時点のマネタリーベースの残高は1年前より=42兆5600億円増えて=479兆9976億円となり、過去最高を更新しました。
これは日銀が2%の物価上昇率の実現に向けて国債などを買い入れて大量の資金を市場に供給する大規模な金融緩和策を続けているためです。
ただ、日銀がおととし9月の政策変更で金融緩和の軸を「資金の量」から「金利の操作」へと移した影響で、マネタリーベースの伸び率は9.7%にとどまりました。
マネタリーベースはこの5年間で=3.4倍に拡大し、あふれる緩和マネーは株価を押し上げる要因にもなっていますが、肝心の2%の物価目標は依然としてほど遠く、日銀は大規模な金融緩和の長期化を余儀なくされています
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2017年・お金の供給量=479兆円余 2018年01月06日